脳

613:08/08/29
いま実際に起こってることなんだが、霊体験とは違う気がするからここに書かせてもらう。

さっきパートに出てた母が帰ってきたんだ。帰りがけに買い物してきたみたいで、「ケーキを買ってきた」とやたら上機嫌。

ケーキなんて珍しいと思って「なんで?」って聞いたら「今日は誕生日だもんね」って。

でも8月に誕生日のやつなんてこの家にいないし親戚でも思い当たらない。つーか今までこの時期に誕生日ケーキを買ってきたことがない。

ふざけてるのかと思って適当に流したんだが、今も話の内容がおかしいんだ。父は単身赴任で最近帰ってきてないのに、
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金持ち

17/09/23
超お金持ちで、顔もかなりいい男と3年近く付き合ってた。

ある日、大切な話があるといって呼び出され、「ついにプロポーズかな?」と胸をトキメかせたものの、いつもは高級レストランなのに、その日はなぜかファミレス。

他愛もない話を少しして、彼が突然こう切り出してきた。

「実は事業が失敗して、かなりの額の借金を抱えてしまったんだ」

幸せ一杯だった私の頭はパニックを起こし、それ以降の彼の言葉を全然覚えてないよ。
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人間

08/08/21
不可解とか謎の話じゃなく不気味な話。

婆ちゃんが今病気で何年も入院してるんだよ。

で、田舎にある婆ちゃん家は今誰もいない。たまに父さんが休日に一人で泊まるくらい。前は俺も一緒に泊まってた。

父さんは婆ちゃん家は誰もいないから家に防犯を付けてる。ドアを開けたらブザーが鳴ったり、夜になると勝手にラジオが付く仕掛けをしたり。

で、この前父さんが婆ちゃん家に泊まった時の話をしてくれた。

内容は離れにある二階の窓が空いていたとか、天井の板?が空いていた、と。
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遺伝

225:08/08/12
去年くらいから同じような夢を何度か見る。

夕焼けが綺麗な田舎の風景で商店街の前や大きな川に架かる橋を渡り、坂道を上るところで終わる。

自分の中ではどこかで見た景色なんだろうなぁ、と思うだけであまり気にしていなかった。

先日、久々に実家に帰省した時になんとなくその話を母にしてみた。

すると母が、「それ昔のおばあちゃんちの近所じゃない?」と言った。
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暗い

13/08/14
んじゃあお盆だし、親父の墓参りに行って来たついでに、思い出した話をひとつ。

うちの親父は俺が中学の終わりごろに亡くなった。しかし親不孝者なもんで、親父の命日などほぼ覚えていない(今年もすっぱり忘れてた)

それは10年以上前の、親父の命日にあった出来事。

その年も案の定忘れてて遊びに出かけ、確か夜10時過ぎくらいに帰ってきたと思う。

玄関のドアを開けたら、家の中真っ暗。オフクロはもう寝たのか、と思った矢先

「おかえりなさい。電気点けちゃダメよ」

と、台所のほうからオフクロの声が。
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窓

08/09/11
うちのばあちゃんの不思議な話。

うちの一家は昔は今住んでいる家じゃなく、街中の2階建ての一軒家に住んでた。そんときは母親・父親が2階を、じいとばあが1階を寝室に使っていた。

とある夜中に、まだ起きていた母親と父親の部屋にばあちゃんがやってきた。なんとなく不安そうなおももち。

どうしたのかきくと、

「窓の外から部屋の中を誰かがみてる。怖くて怖くて眠れない」

という。
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石

18/01/11
私の趣味は石拾いだ。

端から見ればつまらないかも知れない、だが、やってみると結構楽しいのだ。

石集めが趣味のお金持ちというのも少数だがいるもので、珍しい形や色、光沢を持つ石をそこそこの値段で買ってくれる人もいる。

石集めという趣味は祖父から引き継いだものだ。

数年前に亡くなった祖父は石集めを趣味兼仕事にしていたらしく、たまに山や川、海で石を拾っていて起こった出来事や見つけたものの事を話してくれ、子供ながらに楽しみだった。

これはそんな祖父から聞いた話の一つで私が今も鮮明に覚えているものだ。
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幽霊

388:17/12/23
俺の体験した話。

当時俺は彼女がいて、(今の嫁)週末は彼女が俺の部屋に泊まりに来るのが常だった。

今は治ってるが、彼女は鬱病持ちでヤンデレ気質で、俺が女と話すようなら射殺すような目で睨みつけるような女だった。

ある日いつも通り眠っていると、キィン、という耳鳴りで目が覚めた。起きようとすると金縛にあったように身体が動かない。

なんだこれ?と目玉だけを動かしていると、横で寝ていた彼女と目が合った。彼女も金縛にあってるらしく、おびえた目でアイコンタクトしてきた。
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炎

18/01/14
心霊とかじゃないんだけど、子供の頃、怖かった話。

夕飯を食べてくつろいでいた日。玄関でチャイムの音がしたから、10歳くらいだった自分は率先して出た。

両親共働きで祖父母と小さな弟しかいなかったから。

すでに鍵を掛けてしまっていたが、玄関ドアと磨りガラスごしに女性だとわかった。近所の人かと思い、何も考えずに開けてしまった。

入ってきたのは初老の女性で見たこともない人だった。
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ルワンダ

06/08/25
黒柳徹子がユニセフ大使としてアフリカに行った時の話。

内戦で虐殺が行われたと言われていた国行って、難民キャンプを訪れた。そこで出会った子供が孤児だと聞いたので

「誰があなたの親を殺したのか覚えてる?」

と聞いたが、子供は覚えていないと言う。ところが、数日後(?その日のうちだったかもしれない)

「本当は顔を覚えているんだ」

と子供が言い出した。
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